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2008/8/1 金曜日

NPOが“脆弱”と思われるわけ

どうしてNPOは“脆弱”と思われるのでしょうか。最近、ちょっと考えてみたので書いてみました。みなさん、どう思われます?

今までいろんなことが言われていますが、ここでは「自利の強さ」について考えてみたいと思います。
もともと倫理学の先生だったアダム・スミスは『国富論』のなかでこんなことを言っています。

“われわれが食事ができると思うのは、肉屋や酒屋やパン屋の慈悲心に期待するからではなく、彼ら自身の利益に対する彼らの関心に期待するからである。”

大変有名な一節ですが、ここからNPOの脆弱性について考えてみました。スミスは、なぜ我々が安心してパンを食べれるのかというと、パン屋さんが<利益>を考えて働いてくれているからだと言っています。つまり、慈悲心だけだと心許ないと言っているわけです。

このスミスの指摘からNPOで働く僕が感じ取ったことは、NPOで<利益>を考えて経営(意志決定)することの大切さ(当り前さ)です。つまり、少なくない数のNPOが(「良いことやってるんだ」という思いから)<利益>を突き詰めて考えていないためにLearningができず、その結果NPOは“脆弱”だと感じられるようになっているんだろうと思います。偉そうなことを言っていますが、僕も「良いことやってるんだ病」に何度も陥ったことがあります。。。

「利他」の強さも認めますが、脆弱だと思われないためには「自利」の強さを再確認する必要があるのではないでしょうか。

投稿者: TCC事務局 @ その他

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